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主導権は子どもたちに

私の教室に限ったことでは無く
子どもたちは自分で料理をすると嫌いなものも食べてしまいます。
もともと子どもの好き嫌いはちょっとしたことから始まっています。
食感だったり香りだったり味だったり
あるいは偶然その時にママに叱られたためだったり。
絶対に嫌だという決定打はあまり無いものです。
だからちょっとしたきっかけで嫌いだと思っていたものも食べられるようになるものなのです。
料理が楽しい子どもたちにとって嫌いな食材も「切る」と言う楽しみに変わり
いつのまにか食べていた と言う例は沢山あります。

それでも嫌いなものは嫌い!
と言う子も居ます。
そんな時の魔法がこれです。

「用意した食材は栄養と味のバランスがあるから全く入れないは無しね。
自分が使おうと思う分だけ切れば良いから使わない分を先生に頂戴」
と言って私は手を出します。

大抵子どもたちは嫌いな食材の半分を私の手に置きます。
その時に私はあえて何も言いません。


子どもたちは嫌いな食材もちゃんと調理して自然に食べているのです。
嫌いな食材が入っていることに気づかない子、気づいても嫌だと思わず食べている子、
やっぱり苦手だけどなんとか食べられる子と様々ですが全く受け付けないと言う子はいません。

嫌いな食材を嫌な顔もせず食べている様子をご覧になった親御さんは一様にびっくり!
「うちでは絶対に食べないのに…!」


嫌でも食べられる最大の理由
それは自分で決めたからです。

まじかるれっすんでは自分で決めることは何も嫌いなものの量ばかりではありません。
食材の切り方も同じです。
「細かく切ろうね」と言っても大きめに切りたい子もいます。
「大きめに切ろうね」と言っても沢山切りたい子もいます。
子どもの意思で指示と違う切り方を選んでいるのなら我々は彼らの意思を尊重しています。
たとえ多少芯が硬くても良いんです。
たとえ柔らかくなり過ぎても良いんです。
自分のやりたいようにやってみて初めて気付くことも沢山あり
そこからまた考え修正していけるのです。
ひとつだけが正しい答えではないのですから。

指示と違う切り方をしている場合わからないのか意思なのかを講師がきちんと見極めることが重要になります。
そのポイントについては講師養成スクールでしっかり説明しています。

料理を作る主導権は子どもたちにあります。
自分で決めるから自分で責任を取っているのです。
それが自由で楽しいのです。

まじかるれっすんの講師は子どもたちが大筋から大きく反れないよう道案内しているだけなのです。


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