まじかるブログ
「触りたくならない!」
先月の事でした。
いつも子どもたちは
レッスンの前にコック服に着替えたり
宿題を提出したり
出席のシールを貼ったり
おしぼりを置いたり・・・と
いろいろと準備があります。
用意ができた子はレッスンを待ちます。
講師はその様子を見てひとりひとり
包丁をまな板の上に置いていきます。
新1年生は食材や調味料・包丁などを触ってみたくなります。
好奇心旺盛な子は特に顕著です。
そんな時は子どもたちの実習が始まるまで
包丁は置かないことにしています。
今年2年生になったSくん
1年生の頃は目の前のものは何でも
触ってみたくなり
「触らない!」「いじらない!」「置いておこうね!」などの
声掛けをしたこともあります。
最近は大分落ち着いてきたので聞いてみました。
講師:「包丁置くと触りたくなっちゃうから後で置く?」
S君:「触りたくならないから大丈夫!」
講師:「じゃぁ置くね。」
まじかるれっすんでは料理の時だけでなくいつでも
「自分で考え自分で決める!」ことを大事にしています。
Sくんの前に包丁を置いた時に私は
この約束が守られることを確信しました。
彼は1度も包丁に触れることなく実習を迎えました。
もし「触らないでね!」と言って包丁を置いたら
触っていたかもしれません。
しかし、
包丁を置く・置かないを決めたのは彼です。
そして触りたくならないように
彼は私が包丁を置く時もそのあとも
包丁を見ないようにしていたのです。
約束を守るための作戦だったのです。
旺盛な好奇心より責任が勝ったということですね。
何でもないことのようですが
大きな大きな成長です。
あれから1ヶ月
今月のレッスンでは
何も約束せずに
確認することもなく
包丁を置きましたが
実習まで包丁に触れることはありませんでした。
ご立派!
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<書いた人>

鈴木真理
≪食育指導士・マジカルクッキング主宰・子ども料理教室まじかるれっすん代表≫
我が子の闘病をきっかけに健康食への試行錯誤が始まる。
やがて「家庭料理教室イージーキッチン」を設立
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鈴木真理
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