まじかるブログ

よく耳にする【料理のさしすせそ】に込められた意味が深い。これさえ押さえておけば、料理の味付けに失敗しにくくなりますよ!

料理のさしすせそ、なんとなく耳にしたことあるのではないでしょうか。

僕はプロとして料理をはじめるまで聞いたことありませんでした。 当時教えてもらった時は「日本料理を作るときの基本調味料のこと」 と教えてもらったので、小話には面白いかなと思った程度でした。

・【さ】→砂糖の【さ】 ・【し】→塩の【し】 ・【す】→酢の【す】 ・【せ】→醤油(旧仮名遣いは【せうゆ】)の【せ】 ・【そ】→味噌の【そ】

さて、そんな《さしすせそ》を偶然考え直すきっかけになったのは 僕が鈴木真理氏に家庭料理を教わりはじめてから。

初めて家庭料理を教わった時に 「あぁ、これが料理の根本的なコツなのだな!」と思ったものが

【砂糖は塩より粒子が大きいから先に入れないとダメ】

これを聞いて、僕の料理に対する考え方が変わりました。 要は、塩を先に入れてしまうと、後から砂糖の甘みが入らなくなるということです。

物体の表面をどんどん拡大してみていくと 表面が凸凹がみえてきます。 その凹の部分に塩や砂糖などの粒子が 入り込んで味が物体に固着されると 僕はイメージしています。 勝手なイメージなので間違っていたらごめんなさい(笑)

その凹に先に細かい粒子の塩などが入って凹を埋めてしまうと その後にたくさんの砂糖を入れても大きな粒子が入る場所が無い為 甘さが物体につかない。

煮物などで特に重要になりますが まず先に砂糖で甘さを付けないといけない訳です。 その後に塩を足していきます。 そして、仕上げに醤油や味噌のうまみと香りを足して・・・・

あっ、この順番は!!!!

【さしすせそ】って順番なのですね、美味しく作るための。

まずは粒子の大きい砂糖で甘さを入れ 次に塩で塩味の調整をし 酢や醤油、味噌でうまみと香りをつける。

この根本的な考え方がわかると、料理全般に応用が可能になります。

どうも煮物がうまく決まらないのよね~!という方は 1度この順番で調理してみてほしいです(・∀・)

因みに、塩を入れた後に甘みを追加したい場合には ハチミツが有効です。

なぜならハチミツは糖分が1度蜂の中取り込まれる過程で 糖分の粒子が細かくなるからなんです。 なので、塩などが入っている凹のちょっとした隙間に入って 物に甘みを付けることが出来ます。

チキンの照り焼きなどでソースと絡めて焼く時に ちょっと甘さを足したいなと思う時にはハチミツがおススメです!


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